脂肪分の摂取を控えてカロリーを減らし減量を行う「低脂肪ダイエット」
実践している方も多いでしょうし、過去に私も実践してました。
鳥のささみばかり食べ、たまに食べる牛肉は赤身100%のハンバーグだったり、牛乳も低脂肪乳…
でも実は「低脂肪ダイエット」は1人の男が金儲けの為に広めたデタラメって知ってましたか?
低脂肪ダイエットは無意味:金儲けの為のデタラメが発端
低脂肪ダイエットは金儲けの為に広められたデタラメ
そんな衝撃的な事実が2016年のアメリカの医学誌で調査論文として発表されました。
なんと低脂肪ダイエットが提唱されてから半世紀も経ってからです。
アメリカの公衆衛生学修士、中村康宏医師も
「その人が低脂肪ダイエットを広めたせいで、肥満に関する研究は50年以上遅れた」
と断言!
ではどんな背景でこんなことが起きてしまったのでしょうか。
低脂肪ダイエットが広まった経緯
1950年代、アメリカで心臓病による死者が増加し心臓病を予防する食生活に注目が集まっていました。
そこに目を付けたのがアメリカ砂糖研究財団のジョン・ヒクソン氏。
当時アメリカでは砂糖や脂肪の摂りすぎによる健康への悪影響が語られていました。
しかし、その風潮を逆手にとって砂糖の消費拡大を企みます。
砂糖の消費拡大を促す策略
科学者に論文を書かせて心臓病の原因を「脂肪」に押し付けろ!
これが低脂肪ダイエット拡散の発端でした。
調査論文によると、ヒクソンはハーバード大学の研究員ら3人に資金を提供。
砂糖と心臓病が関係ないかのような発表をさせ、脂肪と心血管の影響だけがクローズアップされました。
この発表によって脂肪だけが悪者扱いされ、砂糖の消費拡大につながりました。
低脂肪ダイエットは無意味:砂糖協会はこうして金儲けした
脂肪が悪者にされ、「低脂肪ダイエット」が流行るとなぜ砂糖協会が儲かるのか。
そのカラクリは非常に巧妙でした。
まず「低脂肪」食品を思い浮かべてください。
- ささみ
- 赤身
- 低脂肪乳
- 低脂肪クッキー…etc.
味気ないものが多いですよね?
低脂肪食品はカロリーが低い分、味やコクが少ないんです。
しかし、そんな低脂肪食品も砂糖を加えることで甘みやコクが向上して楽しく低脂肪ダイエットができる!とアピール。
脂肪 = 悪
↓
低脂肪ダイエット = 流行る
↓
低脂肪食品 = 売れる
↓
砂糖 = 売れる
こんなふうにして砂糖の消費拡大が実現されました。
そして実際に2000年ごろまで砂糖と心臓病の関係は大きく問題にになっていなかったんだそう。
お金儲けのカラクリってすごい…とただただ感心してしまいます。
おわりに:低脂肪ダイエットは無意味!金儲けのためのデタラメが広まった
いくら低脂肪ダイエットが無意味とはいっても摂り過ぎが健康に悪影響を与えるのは本当です。
BMIで肥満度は測れない!金儲けの為に作られた数字だって知ってましたか? – 空のきまぐれ
以前のBMIと同様にダイエット関係はお金が絡んだデタラメでもかくさんされやすいんです。
ダイエットや健康は誰もが強い興味を持つので広がりやすく、お金も生まれやすいんでしょうね。
どんな栄養素も摂りすぎ抑えすぎは不健康に直結するのでバランスよく食事を楽しみましょう。
本記事の元ネタも世界を変えた14の密約に書かれているもので、それを初耳学で取り上げていました。
ますます読みたくなっちゃいます…