皆大好き「納豆」
「納豆」と聞いてイメージするものはなんですか?
やっぱり「納豆」と言えばあの長~い糸、「ネバネバ」ですよね。
本記事は当たり前で気付いていない納豆の不思議「どうやってキレイにパック詰めされているか」について紹介します。
「納豆=ネバネバ」といっても過言ではない
疲労回復、免疫力アップ、美肌効果、腸内環境の改善…などなど。
日本が世界に誇る「納豆」は「健康にいい」とされるワケがたくさんありますが、そのほとんどはあの「ネバネバ」した糸によるものです。
あの「ネバネバ」ゆえに食べるのも一苦労…。
「ネバネバ」は納豆菌がたんぱく質を分解してできたグルタミン酸と、糖の一種であるフラクタンという物質からできています。
長~く糸を引くのはグルタミン酸が折りたたまれて繋がっているからだと言われているそうです。
納豆パックが全く汚れていないワケ~納豆のパック詰め雑学~
でもよく思い出してください。
納豆を開けたとき、パックの端・隅のどこにもネバネバしたものがついてないですよね?
どんなにキレイにパック詰めしようとしても多少は汚れてしまいそうなものですが一体どう詰められているんだろう?
と気になったことはありませんか?
切れるまで延々糸を引っ張るわけではありません。
納豆のパック詰め
実は納豆はあのネバネバする状態でパック詰めされているわけではありません。
蒸した大豆に納豆菌を噴霧して大豆に付着させた後、大豆が熱い蒸したてのうちにパックに詰めてしまいます。
そしてパック詰めした大豆を16~24時間ほど寝かせて発酵。
発酵したら冷蔵して納豆菌の増殖を止めて出荷されます。
つまり納豆を詰めるのではなく、
発酵する前の大豆を詰めて後から発酵させる
が正解となります。
これならネバネバがパックの縁に付着していないのも納得です。
おわりに:納豆のパック詰めの方法について
いかがだったでしょうか?
普段何気なく食べている納豆も詰め方は意外だったのではないでしょうか。
中に入っているフィルムの穴や、蓋に空いているいくつもの小さな穴はパック内で発酵させるために必要で、納豆菌の呼吸のための穴だったんです。
言われなければ気にしないようなこともちゃんと意味があって面白いなぁ。