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『分数ものさし』の作り方&使い方【画像付き】

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小学5年生の考えた『分数ものさし』が画期的で、

 

分数につまづく小学生の救世主になりそうなので、

実際に作り、使ってみました。

 

特別必要な材料もないので分数につまづいているお子さんのために作ってみてはいかがでしょうか。

 

こんにちは、そら(@15sora30)です。

 

 

分数が難しい、という友達のために試行錯誤を重ねて発明したという『分数ものさし』

 

小学生が発明したとは思えないくらい分かりやすく、

それでいて簡単に作れそうだったので実際に作ってみました。

 

 

作るのはよくわからない、という方はこちらから購入できます。

 

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『分数ものさし』とは? : 基本的な考え方

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Amazon「分数ものさし」商品ページより

「12」という数字に着目。

 

12 ÷ 1 = 12

12 ÷ 2 = 6

12 ÷ 3 = 4

12 ÷ 4 = 3

12 ÷ 6 = 2

12 ÷ 12 = 1

 

といったように、「12」は6個の数字で割ることができます。

 

そこで、「12cm」を「1」とすると、

(100%の長さが12cm)

 

「1cm」 = 12分の1

「2cm」 = 12分の2

「3cm」 = 12分の3

「4cm」 = 12分の4

「6cm」 = 12分の6

「12cm」 = 12分の12

 

になるということ。

 

この説明では分からなくても大丈夫。

 

説明が下手なだけで、小学5年生が考えたものですので

実際に使ってもらえれば分かっていただけます。

 

ともあれ、12cmを基準に分数を考えます。

 

『分数ものさし』を自作する:準備するもの

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必要なものは

  • ものさし 1つ(シンプルなものが好ましい)
  • ものさし 1つ(なんでもよい)

 

だけ!

 

※今回自作記事を作るにあたって無地の定規が好ましかったので、

付箋についてたおまけ定規で作りました。

 

最低12cmあれば足ります。

 

『分数ものさし』の作り方

手順⓪

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付箋をはがし、

マジックで線を書き加えやすいものにします。

 

 

手順① 

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0cmと12cmの位置に縦線を引く。

 

 

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定規1本で事足りますが、

別の定規2つを画像のように使うときっちり正確な線が引けます。

 

 

手順②

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左右どちらでも良いので、横線を引くための目印をプロット。

 

横線は全部で6本引きます。

 

横線の幅は自由ですが、間に分数を書き込むの余裕を持たせる。

 

私は1cmにしました。

 

 

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6本すべて引いたら、こんな感じに。

 

 

手順③

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上から順に

 

12分の12

 

6分の6

 

4分の4

 

3分の3

 

2分の2

 

と書き入れます。

 

 

手順④

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各段は上から順に、

 

分母12の段、

分母6の段、

分母4の段、

分母3の段、

分母2の段で、

 

それぞれ対応する分数を書き込みます。

 

 

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例えば

12cmを100%の長さとした時、

9cmは全長の75%、つまり4分の3に相当するので

 

分母4の段、9cmのところに

4分の3

と書き入れます。

 

 

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半分書き終わったのがこちら。

 

 

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全て書き入れ、完成したのがこちら。

 

簡単に分数定規が作れました。

 

いよいよこれを使って

足し算

引き算

かけ算

わり算

 

を考えます。

 

 

『分数ものさし』を使った「たし算」

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例題として

 

1/3 + 1/4

 

を計算します。

 

まずは

3分の1(=4cm)

まで線を引く。

 

 

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次に、先ほどの線の続きから

4分の1(=3cm)

を引く。

 

 

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線を引き終えたら直線全体の長さを見てみます。

 

すると、

長さは7cm、

分数は12分の7

を表しています。

 

つまり、

1/3 + 1/4 = 7/12

 

 

『分数ものさし』を使った「引き算」

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1/3 – 1/4

 

を考えます。

 

まずは

3分の1(=4cm)

まで直線を引く。

 

 

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続いて先ほど引いた直線の下に

4分の1(=3cm)

引きます。

 

 

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2本の直線の差の長さをはかる。

 

差の長さは1cm、

分数は12分の1

を示しています。

 

つまり、

 

 

1/3 – 1/4 = 1/12

 

『分数ものさし』を使った「かけ算」

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1/3 × 1/4

 

を考えます。

 

1辺12cmの正方形を書く。

 

 

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分数定規をあて、

 

  • 3分の1(=4cm)
  • 3分の2(=8cm)

 

の位置に直線を引きます。

 

※一度プロットしてから引くと引きやすい。

 

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次にヨコを4分割する縦線を引くため

 

  • 4分の1(=3cm)
  • 4分の2(=6cm)
  • 4分の3(=9cm)

 

の位置に目印をプロットし、

 

縦線を引く。

 

 

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このように12cm × 12cmの正方形がきれいに12分割されました。

 

 

1/3 × 1/4

 

赤斜線の該当し、正方形を12分割したうちの1個分

 

12分の1

となります。

 

つまり、

 

1/3 × 1/4 = 1/12

 

『分数ものさし』を使った「わり算」

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1/3 ÷ 1/4

を解きます。

 

1/3と1/4がそれぞれ12分の1のいくつ分かを考えます。

 

  • 1/3 ⇒ 1/12が4コ分

だと分かります。

 

 

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続いて、

  • 1/4 ⇒ 1/12が3コ分

です。

 

そしたら、

 

4 ÷ 3

 

をしてあげると、

 

1/3 ÷ 1/4

 

の答えと一致します。

 

つまり、

 

1/3 ÷ 1/4 = 3 ÷ 4 = 3/4

 

答えが分数になる計算ではイマイチ…

という方は

 

1/2 ÷ 1/4

 

を同じようにやってみてください。

 

  • 1/2 ⇒ 1/12が6コ分
  • 1/4 ⇒ 1/12が3コ分

 

つまり、

 

1/2 ÷ 1/4 = 6 ÷ 3 = 2

 

となります。

 

おわりに:『分数ものさし』の作り方&使い方【画像付き】

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いかがだったでしょうか。

 

記事を見ているだけではイマイチ理解できない

 

という方も、実際に手を動かしてみるとスッと頭に入ります。

 

小学5年生が、分数に悩む友達のために考えて作った「神アイテム」

 

学校の授業などで取り入れてみてもいいんじゃないかと個人的には思いました。

 

 

簡単に作れますし、販売もされているのでぜひ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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いつもありがとうございます。

 

「現金派」の方がお金が貯まらないという事実 – 空のきまぐれ