アメフトとラグビーを混同していませんか?
アメフト経験者がアメフトとラグビーの違いを分かりやすくまとめました。
違いが分かれば試合観戦もいっそう楽しくなりますよ!
こんにちは、そら(@15sora30)です。
興味を持ってこの記事を読みに来てくださった方向けに、
簡単な違いを覚えやすい順にまとめておこうと思います。
防具アリ?ナシ? アメフトとラグビーの違いはこれ一言で説明できる!
ぱっと見で分かる大きな違い。
なおかつ
「何が違うの?」
と聞かれて一言で伝わるのが、
「アメフトは防具アリ、ラグビーは防具ナシ」
ということ。
アメフト : 全身防具のフル装備
ヘルメットとショルダー。
それに加えお尻や太もも、膝にパッドを入れます。
アメフトは防具必須。
フル装備で全身を守ります。
マウスピースも必需品。
ラグビー : 己の肉体のみ
ヘッドギアを付ける人もいますが、付けていない人も多い。
マウスピースはしますが、身体を守るのは己の肉体のみ。
防具ナシと覚えると覚えやすいです。
前方へのパスはアリ?ナシ? アメフトとラグビーは投げ方も違う
アメフト : 1回だけ前パスあり
アメフトは1回のプレーで1回だけ前パスありです。
そして前方へ投げるときは上から投げます。
横・後ろのパスは何度でも出来ますが、あまりやりません。
ラグビー : 前パス禁止!
ラグビーは横・後ろのみ。
前に投げるのはもちろん、落としてしまっても反則が取られます。
そして投げるときは下から投げます。
アメフトとラグビーの違い:ボール大きさ・重さ
簡単にまとめるとこんな風な表になります。
投げ方が違うからボールの大きさ・重さが違うのか、
ボールの大きさ・重さが違うから投げ方が違うのか、
どちらが正しいのかはわかりませんが
アメフトとラグビーのボールは同じ楕円球でありながら
その大きさと重さは全く違います。
アメフトボール : 小さく、軽い
ラグビーボールと比べると小さくて、軽い、そして先端が尖っています。
ボールは茶色。
また白いレースがかかっていてそこに指をひっかけて投げるのが基本。
ボールは革とゴムがあり、基本的に牛革のものを使いますが、
雨の時などゴム製のボールが使われることもあります。
ラグビーボール : 大きく、重い
ラグビーボールはアメフトボールよりもひと回りほど大きく、若干重いです。
基本的に白いボールが使われています。
プレーの流れ : アメフトは野球?ラグビーはサッカー?
簡単にまとめるとこんな風な表になります。
試合の流れがよく似ていることから
アメフト ⇒ 野球
ラグビー ⇒ サッカー
に例えられます。
アメフト : 1プレー毎に止まり、作戦会議(ハドル)
タックルされたとき、パスを取り損ねた場合などに1プレー終了です。
そのプレーの積み重ねが試合になります。
そして1プレーごとにメンバーで集まって作戦を決めて次のプレーを始めます。
ハドル → プレー開始 → タックルされる → プレー終了 → ハドル → プレー開始 → …
この繰り返し。
1回の攻撃権で4回プレーできます。
その4回以内に10ヤード進めば、
再び4回プレーできます。
10ヤード進めないと攻守交替。(野球のスリーアウトチェンジと同じ)
分からなくても次のラグビーは分かりやすいので、
ラグビーと違うというのさえ分かれば大丈夫です。
ラグビー : プレーは止まらない
ラグビーはサッカーと同じ。
ボールが外に出たり、反則がなければ試合は止まりません。
ボールをずーっと持っていられればずーっとオフェンスでいられます。
サッカー、ラグビー、バスケなど
走りっぱなしの選手は凄いです。
アメフトとラグビー:タックルの違い
簡単にまとめるとこんな風な表になります。
タックルのルールも違いますがここでも細かいことは書きません。
ボールを持っている選手 ⇒ キャリア
と呼びますが、
大きな違いは
キャリア以外の選手もヒットされるか、
キャリアに対してのみタックルが許されるかです。
アメフト : ボールを持っていなくても吹っ飛ばされる
上の画像に黄色(オフェンス)の選手が4人、黒の選手(ディフェンス)が3人います。
ボールキャリアは一番後ろ(右から2番目)の黄色の選手。
黒の選手たちはキャリアにタックルしてプレーを終了させたい。
しかし黒の3人の選手の目の前にはそれぞれ黄色の選手が行く手を阻んでいます。
キャリア以外の黄色の選手たちはブロックと言って、
キャリア(ボールを運ぶ人)を守るために守備選手との接触が認められているので、
黒のディフェンス選手たちに向かって猛スピードで突っ込んでいきます。
当然、黒の選手たちもキャリアを目掛けて全力で突っ込んでいきます。
結果、プレー中そこかしこで衝突しています。
またヘルメットやショルダーなどで守られているので頭にヒットされることもよくあります。
ラグビー : ボールを持っている選手にのみタックルが許される
基本的にボールを持っている選手にしかタックルできません。
また、肩から下へのタックルしか許されていないため首や頭へのタックルは反則。
おわりに:アメフトとラグビー違いまとめ
私はラグビーをやったことがないのでアメフトのほうばかり記述が多くなってしまいましたがお許しください。
大学でアメフトを始め、
「アメフトをやってた」
と言っても80%近くラグビーと間違えられたまま覚えられます。
自分自身もそうだったし、日本ではラグビーのほうがメジャーなので仕方ありません。
そのラグビーだってマイナースポーツ。
ラグビーにも、アメフトにも、少しばかりの興味を持ってもらえたら嬉しいです。
こちらの映画はドラフト一巡目指名でNFLデビューをした選手の感動の実話を映画化したもので、
アカデミー賞主演女優賞も受賞した作品です。
アメフトどうこうではなく、ひとりの人間と家族との感動物語なのでアメフトを知らない人も楽しめる作品ですのでぜひチェックを!
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いつもありがとうございます。