横溝正史による幻の長編小説『雪割草』が2018.2.22(木)に発売!
こんにちは、そら(@15sora30)です。
寝起きにTVをみていたら驚きのニュースを知りました。
作家横溝正史さんの幻長編小説「雪割草」見つかる – 社会 : 日刊スポーツ
<横溝正史>幻の長編小説発見 唯一のメロドラマ「雪割草」(毎日新聞) – goo ニュース
横溝正史といえば『犬神家の一族』や『八つ墓村』をはじめ、
名探偵・金田一耕助の活躍する推理小説が有名。
『雪割草』太平洋戦争中に書かれた幻の長編小説
その横溝正史の幻と言われていた長編小説『雪割草(ゆきわりそう)』が見つかったと二松学舎大の教授らによって発表されました。
今までは草稿の一部を二松学舎大が横溝さんの家から購入・所蔵していたが、
小説の全体像や掲載先がわからず幻の作品とされていました。
タイトルから
“雪国で連載されていたのではないか”
と推測し国立国会図書館で雪国の地方紙を調査した結果、
新潟の地方紙に連載されていたことが分かったという。
当時、太平洋戦争中の日本では探偵小説は検閲されて出版できない時代。
そういった時代背景の下書かれた作品で、
横溝さんにとっては異色の家庭小説とのこと。
『雪割草』小説の概要は!?金田一耕助のモデルも登場!?
信州諏訪(長野)で何不自由なく育った娘・有為子(ういこ)が、
出生の秘密を抱えさまざまな苦労を重ねながら女性として、
母として、成長していく物語。
有為子が結婚する日本画家・賀川仁吾は「もじゃもじゃとした蓬髪(ほうはつ)」で「よれよれの袴」を着ているとされ、
終戦直後に発表され今なお愛されている金田一耕助シリーズに登場する金田一耕助の特徴と共通しているとのこと。
そんな仁吾が創作をめぐって苦悩し、再生していく姿が描かれている。
仁吾の苦悩は、当時規制のため探偵小説が書けなかった横溝自身の苦悩を思わせるものであり、そういった中での家族への愛を表現した小説となっているそうです。
『雪割草』出版決定!! 2月22日発売
『雪割草』は戎光祥(えびすこうしょう)出版から単行本として発売中。
¥2808円(2018.2.7 Amazonの価格)
横溝作品は『犬神家の一族』『喘ぎ泣く死美人』『人面瘡』しか持っていませんが、『雪割草』はぜひ読んでみたい。
単行本というのがネックですので読むとしたら図書館か、
文庫化を待つしかなさそうです(´・ω・`)
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