「ほとんど勉強しない」生徒のほうが、
「2時間以上勉強している」生徒よりも成績が優れているというデータがあります。
正確には、
「2時間以上勉強している」が「3時間以上スマホを使う」生徒よりも、
「ほとんど勉強しない」が「スマホもほとんど使わない」生徒のほうが優れているという調査結果です。
こんにちは、そら(@15sora30)です。
資格試験に向けて勉強している大人、
学生のお子さんを持つ親御さんに残念なお知らせ。
今や多くの小中学生も持っているスマホ。
その
スマホが学力を破壊する
という調査結果があります。
“スマホが学力を破壊する”これだけの根拠 | プレジデントオンライン
この事実はニンテンドーDS用ソフト「脳トレ」シリーズの監修者、
東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太さんの著書に記されたもの。
当記事で利用しているグラフは
“スマホが学力を破壊する”これだけの根拠 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
を引用、再編集したものになります。
大前提 : 家庭学習が長いほど成績が良い
上記の画像は仙台市立中学校に通う全生徒2万2390人の
「テストの平均点(数学)」 ⇒ 縦軸
を
「平日の携帯・スマホ使用時間」 ⇒ 横軸
ごとに並べたグラフ。
さらに各「平日の携帯・スマホ利用時間」に属する生徒を
家庭学習「30分未満」「30分~2時間」「2時間以上」に分けて解析されています。
見て最初に分かるのは、どの「スマホ利用時間」に着目しても
家庭学習時間の長いほど成績が良い
という当たり前の結果。
勉強時間以外全く同じ条件であれば、
より多く勉強した人のほうが成績が良いというのは当然です。
スマホは悪影響 : スマホ利用時間が長いほど成績は悪化
続いて分かるのは
携帯・スマホ利用時間が多いほど成績は悪い
これまた当たり前のような結果。
注目すべき点は次にあります。
データ解析 : スマホ3時間の利用が2時間分以上の学習効果を破壊
2つのデータに着目すると、
「2時間以上勉強する」生徒が「ほとんど勉強しない」生徒よりも成績が悪い!
これは意外ではありませんか?
たくさん勉強した人よりもほとんど勉強しない人のほうが成績が良い
なんて知ったら頑張って勉強した生徒は報われません。
たくさん勉強してもスマホを使うくらいなら
家で勉強しなくともスマホを使わず授業だけ聞いてた方がいい!
と考えることができます。
原因 : 最悪の仮説
たくさん勉強したはずなのに、
勉強していない生徒よりも成績が悪い原因。
その原因の可能性について、ふたつの可能性が提示され、
携帯・スマホを長時間使用することで、
学校での学習に悪影響を与える何かが生徒の「脳」に生じたのではないか
という最悪の仮説が立てられています。
可能性1 : 学校での授業で学んだ記憶が消えてしまった
可能性2 : 脳に何らかの異常をきたして学校での学習がうまく成立しなかった
と考えていらっしゃるようです。
私個人の考えとしては、
スマホで得た情報の優先度が高く、
(自分で調べる情報は興味関心が高い)
優先度の低いと判断された学習の記憶が定着しなかった
(興味関心のない情報は定着しにくい)
という至極単純なものだと思ったのですが。
さらに詳しい研究結果が出るのを楽しみにしています。
おわりに : 【スマホ】2時間勉強しても勉強ゼロの生徒より成績が悪い
私は現在毎日1~2時間くらい勉強するようにしています。
しかしスマホ、PCを使っている時間は3時間を優に超えるので、
同じ時間勉強している人には到底歯が立たない…
ただでさえ少ない勉強時間は無に帰るどころかマイナスになってしまっているかもしれません。
全くもって恐ろしい事実。
学生のお子さんを持つご家庭では
スマホの利用を制限するのが成績アップの近道かもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブックマーク、コメント、読者登録、とても励みになります。
いつもありがとうございます。